2011年07月19日

忘れられない〔2〕

わしの村は当時「夜這い」が流行っとってな
わしの回りはみんな夜這い経験者だった
わしもこりゃ出遅れちゃいかんと思って
となりの村に商売屋の娘でべっぴんで頭もいい評判の器量良しがおって
わしゃ、その娘がよくてよくて仕方がなくなってある晩「夜這い」に行ったわけだ
当時は女のほうも心得たもんで自分もいい人がおったら
夜中にそ〜っと裏窓を開けておくわけだ
ほりゃ、うちのもんに見つかったら怒鳴り帰されるでね…
わしもひょっとして、こりゃ脈があるかな〜と思って
意を決して娘のうちに夜這いに行った
そしたら
まあ、度肝抜かれたわぃ!

裏口が開いとったで(こりゃしめたわい!)
と、そ〜っと上がって行ったら
なんと、「先客」がおってな…
わしゃ、終わるまで暗闇にじ〜っとしとった

ね〜「Hさん」
みんな知ってるよ
その時の恋にこがれたべっぴんさんが
「頭の一生あがらない器量良しの恋女房
なんでしょ(^w^)
  

Posted by よっといでん  at 17:18忘れられない体験談